始動不良
故障の原因 | 処置 |
1 スターチングモーターがまったく回転しない、または回転するがエンジンが起動しない | |
(1)バッテリ容量の不足 (2)スターチングモーター不良 ・ スイッチ接点の接触不良 ・ マグネットスイッチ コンタクトプレートの 焼損または接触不良 ・ マグネットスイッチ プルインコイルの断線 ・ マグネットスイッチ ホールディングコイルの断線 ・ ブラシの接触不良 ・ コンミテーターの焼損 ・ コンミテーターのハイ マイカ ・ フィールドコイルのアース ・ アーマチュアのアース ・ ブラシ スプリングのテンション不良 ・ フィールドコイルのハンダ付け不良 ・ ベアリング ブッシングの磨耗 (3)スタータ スイッチからマグネット スイッチ 端子までの間の断線 (4)バッテリ ツウ グランド ストラップの 接触不良 (5)エンジンオイルが濃すぎる |
バッテリ充電 交換 コンタクトプレート研磨または交換 交換 交換 すり合わせ 修正 アンダカット 修正 交換 交換 スプリング交換 修正 ブッシング交換 修正または交換 清掃、修正 指定オイルに交換 |
2 スターチングモーターは回転するが、ピニオンがリングギヤと噛み合わない |
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(1)スターチングモーター不良 ・ スタータ クラッチ ピニオン先端の磨耗 ・ クラッチ空転 ・ クラッチ ドライブ スプリングの衰損 ・ オーバーラン方向に回らない ・ スプライン部のしゅう動不良 ・ ブッシングの磨耗 ・ ドライブ レバー セット ボルトの脱落 ・ マグネット スイッチ ピニオンの飛出し位置不良 ・ ベアリング ブッシングの磨耗 (2)リングギヤの磨耗 |
交換 交換 交換 交換 すり合わせ、清掃、修正 交換 修正 スタッドボルト調整 交換 交換 |
3 スターチングモーターが回転したまま止まらない | |
(1)スターチングモーター不良 ・ マグネット スイッチ コイルのレア ショート ・ マグネット スイッチ コンタクト プレートの溶着 ・ スタータースイッチの戻り不良 |
交換 交換 交換 |
4点火系統の不良 | |
(1)ディストリビュータ キャップの亀裂、 コード差込み穴の焼損、汚損 (2)ポイントの焼損、隙間の不適正 (3)スパークプラグ火花ギャップの不適正 (4)スパークプラグコードの緩みまたは不良 (5)イグニッションコイルの不良 (6)一次線の結線不良 (7)コンデンサ不良 |
交換、清掃 清掃、調整 調整 締付け、交換 交換 結線部締付け 交換 |
5エンジン本体関係 | |
(1)バルブの焼損 (2)インテーク マニホールド ガスケット部の 締付け不足 (3)キャブレータ セット ボルトの緩み (4)ピストン、ピストンリング、シリンダの磨耗 (5)シリンダ ヘッド ガスケットの破損 |
すり合わせまたは交換 マニホールド セット ボルト締付け またはガスケット交換 セットボルト締付け エンジン分解、修正、交換 交換 |
6ヒュエル関係 | |
(1)キャブレータ ・ ニードル バルブおよびバルブ シートの 密着不良 ・ フロート レベル調整 ・ フロート リップの磨耗 ・ フロート レバー ピン関係の磨耗 (2)エア ホーン ガスケットの損傷または セット スクリュの緩み (3)ヒュエル ポンプ吐出圧の高すぎ |
清掃または交換 調整 交換 レバー ピン関係部品交換 ガスケット交換またはセット スクリュ増締め ヒュエル ポンプ点検、交換 |