油脂類の交換


※廃油、排水は絶対に河川や下水に流さないで下さい!
廃液はお住まいの地域のルールに従って処理する様お願いします



オイル&フィルター交換

オイルを交換する場合はエンジン暖機運転後、
エンジン下部のドレーンプラグを外して
古いオイルを排出します。

オイルフィルター交換時にはアンダーガードを外し、
外すとフィルターが見えるのでフィルターレンチ等を使い
古いフィルターを取外します。

新品のフィルターを取付ける際には、エンジンブロックの取付け面を清掃し
フィルターのシール(Oリング)に薄くエンジンオイルを散布し
シールを傷つけないように手で十分に締め付けます。
取付け後はエンジンを始動して漏れの有無、
オイルの量を点検します。


エンジンオイル量 4ℓ 〔含オイルフィルター0.5ℓ〕(MRは5ℓ)



ミッションオイル交換

ミッションのオイルパンに付いているドレンプラグを外し
オイルを排出させます。オイルを補充する場合は
プラグを外し規定の量を注入します。

※必ずプラグ(給油口)が外れる事を確認してから
ドレン(排出口)を外す
こと。

オイルを抜いた後で「プラグがナメって開かないッ!」ってな
ことになる場合もありえますから・・・ 

ミッション形式 KM110BC   KM120 
車種 MⅠMⅡ   MR 
油量 1.7ℓ   2.0ℓ 



デフオイル交換

リア・アクスル・ハウジングに付いているドレンプラグを外し
オイルを排出させます。オイルを補充する場合は
プラグを外し規定の量を注入します。

油量 1.1ℓ



ブレーキ液交換

専用ツールは高いので、自作したツールを使って私は交換しております。
(ワンウェイバルブがついたホースをペットボトルに差しているだけですが・・・)

ホイールを外し、キャリパーに付いているブリーダースクリューに
10mmのメガネレンチとホースを取付けます。
(スパナはナメてしまう場合があるので使わないほうが良いです。

スクリューを少し緩めたら運転席のブレーキペダルを数回ポンピングします
※作業中リザーバーのオイルが不足しない様、
補充しながら作業を数回行います

数回行った後、スクリューを締付けて垂れた液等をパーツクリーナーで
洗浄してキャップをつけたら作業終了です。

上記の作業を4箇所実施します。

リア側のスクリューの箇所はバッキングプレートの裏側にあります。

4箇所実施後、タンク内のオイルを上限まで補充して作業終了です

リザーバーのオイルが不足してしまい、エアが噛んでしまった場合には
エア抜きを実施します。

タンデムの場合、シリンダーのブリーダースクリュー(2箇所)を
マスターシリンダー内のエア抜きを実施してから
ホイールシリンダー側を行います。

なおエア抜きはリアホイール左→リアホイール右
→フロントホイール左→フロントホイール右の順に行います。

※マスターシリンダーから遠い順



冷却水交換

冷却水の交換をする場合はラジエーター下部の
ドレーン(排水)コック及びエンジン右側の
ドレーンプラグを緩め排水します。

冷却水は、凍結温度が不凍液と水との割合によって
変わってきますので、使用条件に応じた混合割合に
する必要があります。

不凍液には
冬季のみに使用が限定されている
AF(アンチフリーズ)

年間を通して使用できるLLC(ロングライフクーラント)があります。

冷却水量 6.0(MRは6.5