電装系

※画像は色々な年式のGTOから流用しています。
また、作業方法も自己流ですので参考程度にお読みください。
(人によって様々な方法があると思いますので)



ヘッドライト交換

シールドタイプのヘッドライト(球切れ)の交換、または
シールドからH4バルブヘッドランプに交換をする際に
ここを外して交換します。

ライトベゼルやフロントグリルを外すとランプのユニットが剥き出しになります。

レンズを押さえているリングの留め金3箇所を緩めます。

緩めたらこのリングを反時計方向に回すと取外せます。

ココで注意していただきたいのは、先にライトに繋がっている
ハーネス(カプラー)等を外してしまうとリングが外れた瞬間に
ライトが落ち、最悪ライトを割ってしまうかもしれませんので
ハーネスは繋げておきましょう。(もし落としても垂れ下がるだけなので)

交換の際にはライトと受け皿の凸凹を合わせて組込みましょう。
後は分解時の逆順で組立てましょう。



オルタネータ換装

45〜46年生産車のM系オルタネータ(ゼネレータ)は40Aしかなく
47年以降生産の]系とMR(ターンシグナルにアンバー(黄色)が入るタイプ)は45Aです。
クーラー、ヒーター、ヘッドライトを使用するとウィンカーの速度が極端に遅くなったり
結構ドキドキものですね。

そこで知り合いの整備工場に廃車として置いてあったミ○ージュ(AT車)から
オルタとリダクションセルを頂いてきました。

頂いたオルタは75Aの物ですが、既に]Uに取付けてあるので
昔乗っていたMUに取付けていたパジ○ロミニの60Aオルタで比較して見ましょう。

取外したA55C純正45AオルタネータとIC内蔵オルタネータ

容量が大きくなる&IC内蔵になるとオルタの大きさも少々大きくなります。
レギュレータ本体はオルタネータ内部に組込まれています。

現在の車のプーリーは形が違うのでプーリーをVベルト用のプーリーを
ICオルタに組込みます。

後はオルタを載せ換える訳ですが、取外し及び取付けの注意点を記載しておきます。

1 バッテリーの極性を間違えない事。  バッテリーの接続には特に注意してください。
  極性を逆に接続すると、致命的な故障の原因になります。

2 B端子をアースさせない事。  エンジン停止中でもB端子には電圧が掛かっています。
  オルタ等を外す場合は必ずバッテリー端子を外しておく事。

3 取付け後のベルトの張りを規定値に調整する事。

上の画像のオルタは75Aなのでかなり直径が大きくなりますので
テンション用のステーを伸ばしております。



換装オルタの結線

現在主流のオルタネータは2極になりますので、ハーネスを自作し
車体のハーネスと結線します。

2極側を換装したオルタの端子に接続し、
3極側を車体ハーネスのカプラー(N、F、A)に差し込みます。

純正4極端子の記号        車体カプラーの差込位置

車体カプラー側ハーネスの黒線(Eの記号のアース線)以外に差し込めばOKです。
どれに差し込んで良いかわからなくなった時は
純正オルタの裏面の記号を確認してください。

車の電装屋さん等でカプラーが入手できますので
見た目にこだわる方はカプラーを使用してください。



ICオルタに載せ換えた時には

ICオルタに載せ換えた時には、ボルテージレギュレーターが不要になります。
レギュレータを外してあげるのですが、外した車体側のカプラー(端子)に
バイパスを作ってあげます。

車体側ハーネス

取外したレギュレータ側のカプラーを利用して作製するのも良いですが、
自動車の電装屋さんに行けば同じ物が入手できます。

これらの改造を行っての失敗等があっても、当方一切責任を負えませんので
作製方法はお教えできませんが
何となく解りそうな画像は載せておきます。

購入したカプラーと電気抵抗      組立て その1      組立て その2(別角度)

組立て その3(アップ)      バイパスカプラー完成



ボルテージレギュレータ交換

純正レギュレーターは接点式でが、ICレギュレーターに交換してあげると
充電量をより細かく可変で制御してくれるので
安定した充電量が供給できます。

画像は機能不良(過充電)の熱によるカプラーの溶解

付いている箇所は運転席側ヘッドライトとバッテリーの間の部分です。

ICレギュを入手するにはGTOの純正レギュレータ番号でを
発注すれば自動的にこのICレギュが払い出されてきます。

また、交換の際にはカプラーを差し替えるだけなので
1分も掛からずに作業が出来ますので交換をお勧めします。



スタータ交換

自動車のスタータの種類には、モーターの回転をそのままピニオンに伝える直結式
減速ギヤを介してモーターの回転をピニオンに伝える
リダクション式があります。

GTO純正直結式スタータ      リダクション式スタータ

GTO純正スタータは前者の直結式になります。
オルタネータと一緒に頂いたリダクションセルを見ていたら
ピニオンギヤの歯数とストローク、セルの取付け方法が
GTOとほとんど変わらない事に気づき早速取付けて見ました。

大きさ比較(上 リダクション 下 直結)   リダクションのピニオン部

リダクション式は減速ギヤによりアーマチュアの回転を減速しているので
その為、ピニオンには駆動のトルクが増されて伝えられます。
また、モーターを高速型にしてスタータを直結式より
小型で軽量化が出来ます。