その他の作業

※画像は色々な年式のGTOから流用しています。
また、作業方法も自己流ですので参考程度にお読みください。
(人によって様々な方法があると思いますので)



キー差込み部修理

MU助手席側のキー差込み部のカバーが損傷していたので
カバーを修理する事にしました。

ドア内装を外し、キーシリンダーをリンケージから切り離して
シリンダーを取外します。

ドアから取外したキーシリンダーです。

シリンダーの周りに付いているステンレス製の化粧カバーを、ドライバー等を使い
少しずつ剥がしていきます。(再使用するので綺麗に外します)

小さなスプリングが折れていました。長細いフタと
回転する部分の丸いパーツも交換します。

部品取りの給油口のキーシリンダーを同様に分解して
同パーツを取外し、パーツを移植します。

パーツを交換し、一番最初に取外した化粧カバーをプライヤーで
カシメて完成させます。



キーシリンダー修理(中身組換え)

一時期乗っていた75年式GS-Rの運転席ドアのキーシリンダーが交換されており、
常に運転席&メインキーの2つを持たなければならない状態だったので
分解してメインキー1本で開錠できる様に中身を組み替えました。

上記作業要領でドアから外し、キーシリンダーを分解していきます。
化粧カバーを外すところまでは同じ作業ですが、キーシリンダー後部の
リンケージが繋がるレバーの後ろに「Eリング」が付いていますので
リングを外すとレバー、スプリングが外れますので
シリンダーの中身(板が入っている部分)を抜取ります。

中身は板大が1枚、板小が7枚の計8枚で構成されています。
この各板を取り出しますが、この板の下にものすごく小さなスプリングが入っていますので
なくさない様にしましょう。

取り出したキーを参考に並べてみたところです。
板穴の位置が違うのがわかるでしょうか?

この板がキーを差し込んだ時に沈む様にしてあげるのです。
この為には数個のキーシリンダーを分解して中身を移植しなければならないので
自信が無い方は挑戦しないほうが良いかもしれません。

さて、キー1本で回せる様に中身を組み替えたら
分解の概ね逆順で組立てていきます。



ウォッシャーホース修理

ホースが経年劣化でカチカチになっていたので交換しました。
タンクに繋がっているホースと端子を抜き、タンクを外します。
(外したついでに清掃しましょう)

助手席側のワイパーアームを外し、ナット&カラーを外します。
ボンネットを開け、カバーパネルのネジを3箇所外すとパネルが外れて、
エアインテークのカバーが見えます。 このカバーも3箇所で固定されているので
ネジを外しカバーを外します。

ノズル2箇所のネジを外しノズル穴を針金を通し清掃します。
新品のホース(私の場合水槽用に使われるシリコンホース)を通して
ノズルに繋ぎます。 清掃したタンクを車体に戻し、ホースを車体側に這わせていきます。

      初期型金属ノズル        後期型プラスチックノズル


車体に這わせた後は逆順で各パネル、ワイパーを戻していけば完成です。
注意する事はパネルを組む時に、パネルの一部がフロントガラスのウェザーの
下に入りますので注意して組んで下さい。 またワイパー外した後のナット&カラーを外すと
リンケージが穴の中に落ちますが、慌てないでラジオペンチで摘み出してください。(笑)

エアインテークのカバーを外さなくても作業はできますが、めったに開けることは無いので
(カバーを外し点検&清掃しましょう。 大体はこの様な状態になっています。
(木の葉やベンチレータのゴム劣化)

カバーのネジ2箇所外すとカバーが取れます。 掃除機でコアの上部に溜まった木の葉を
吸い取りましょう。 外したカバーのゴムをスクレーパー等で除去して
0.5mm位のゴム板を切り出し、ゴム系接着剤で貼り付ければOKです。(両面に)

カバーを直すついでのついでに、この部分を塗ってしまうのもありですね。