最初期型生産車のMUを縁があって整備をする事になりました。
整備をしていた同時期、同じMUを所有していた管理人ですが
「あれっ?チョッとココが違う」と思ったことが多数ありましたので
画像で検証してみましょう。
車両外観
車両外観は特に変わった所は無い様に思えます。
エンジンルーム
SUキャブレータのサクション・チャンバ部のツマミが
初期はアルミ製で後期はプラスチック製。
(赤丸の部分)
トランクルーム
ここはトランク内の荷物を降ろしている時に、最初に気が付いた箇所でした。
「ジャッキが左側に(車両後から見て)置いてあるな〜」と移動させようとした所、
ジャッキのハンドル部を収納するクリップがシッカリと溶接されていました。
初期型左トランク 後期型左トランク
初期型右トランク 後期型右トランク
内装
(ドア内張り)
ドアロックの位置が開閉レバーの部分とかなり離れています。
(当然、リンケージの長さは違います)
AUハードトップと同じドアを使ってい生産されていたと記憶がありますが
いつ、どの時点で間隔が狭くなった物になったかは
主要変更点の解説書がありませんので解りません。
初期型内張り 後期型内張り
(リア内張り)
レギュレーターハンドルのグリスアップの際に発見しました。
表側は変わりませんが、裏側を見ると・・・
「とてもゴツい作り」になっておりました。
1 タイヤハウスの部分にプラスチック製の型崩れ防止?の補強が入っています。
初期型リア内張り 後期型リア内張り
2 そのプラスチック製の補強の上、鉄板の補強が入っています。
初期型タイヤハウス補強部 後期型タイヤハウス補強部
3 灰皿裏の補強がデカい。
初期型灰皿裏側 後期型灰皿裏側
(カバー)
内張りの部分に付くメッキのカバーが、初期はプラスチック製で出来ており
長さが若干長く出来ていました。
初期型カバー(プラスチック) 後期型カバー(金属)
(シートベルトのバックル)
初期型はコルト(重工)時代のシートベルトが使われていた様です。
初期型バックル(レバータイプ) 後期型バックル(プッシュタイプ)
(シートアジャスターワイヤー)
シートを前後させるロックを解除する、左右レールを繋いでいるワイヤーが
ワイヤーロープで出来ていました。 後期はワイヤー(ハリガネ)で出来ています。
初期型の画像のみ
マニアックすぎて他の方が見たら面白くないかもしれませんねぇ・・・
私としてはとても勉強をさせていただいた初期生産MUでした。